正式実装が楽しみ!3D化された「ペイント」が面白い

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数ヶ月前にWindows 10のプレビュー版向けのストアアプリに「Paint 3D」というアプリが見つかって話題になりました。まさかあの「ペイント」が3D対応?!ということで。

実際それが現実のものとなりました。

1ヶ月ほど前から英語圏の一部の国では3D対応のペイントのプレビュー版、「Paint 3D Preview」が利用可能になったのです。ですが、日本ではダウンロードとインストールが不可能な状態が続いて、早期の対応が待たれていました。

そんな中、ついに最新のWindows 10インサイダープレビュー版には、Paint 3D Previewが標準で搭載されるようになり、全世界のプレビュー版使用ユーザーがこのアプリを試せるようになりました。

3D対応のアプリとして機能は限定的なものですが、インタフェースはその分非常に分かりやすく、何より触っていてとても楽しいアプリに仕上がっています。

今回はPaint 3D Previewの使い方をザッとなぞってみます。

従来の「ペイント」の代替アプリとして登録

Windows 10プレビュー版では、従来のペイントに完全に置き換わる形でPaint 3Dが実装されました。

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起動時にはちょっとかっこいいスプラッシュスクリーンも表示されます。

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また、新しい3D関連の機能などのチュートリアルへの誘導を行うホーム画面も組み込まれました。

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2Dのお絵かき機能もちょっぴり拡張

普通の2Dのお絵かき機能も少し機能が拡張されているようです。ユーザーインターフェイスもタッチパネルと指先での操作を意識した、大きめのボタンが使われるようになりました。

まだ英語版だけですが、見て直感的に何が出来るか、すぐに分かる表示になったと思います。

こちらが、使えるペンの種類です。

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こちらは、ブラシの太さの調節やカラーパレットの部分。

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それぞれのペンのタッチはこんな感じになります。

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肝心の3D機能

3D機能の方は、複雑な3Dのオブジェクトを作り込めるほどの本格的な機能はないようです。

他サイトとの連携なども使って既存の3Dのオブジェクトをお手軽に配置、気軽に3Dで「遊ぶ」、というのがこのアプリの性格だと思います。

3Dのオブジェクトを配置するのはこちらのボタンから。

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Paint 3D Previewに組み込みの魚のオブジェクトを配置してみましょう。

こんな感じになります。

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オブジェクトの周りにある操作用のポイントを使うことで、ぐるぐる自由にオブジェクトを回転させたりすることが出来ます。拡大縮小や移動もオフィスソフトで図形を操作する感覚で行えます。

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Paint 3Dに備え付けのオブジェクトには、人間の男女、犬、ネコ、ネズミ、魚があります。それぞれ貼り付けてみるとこんなイメージです。

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また、比較的一般的な立体もプリセットがあります。立方体、円柱、ドーナツ、球、カプセル、円錐ですね。

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フリーハンドで書いた曲線に「厚み」をつけて3D化する機能も備えています。機能名は「3D doodle」だそう。

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さらに3Dのオブジェクトの表面の質感を4つ指定することが出来ます。

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非光沢、光沢、つや消しの金属調、磨かれた金属調、というところでしょうか。

絵柄の貼り付け

3Dのオブジェクトの表面に絵柄を貼り付けることが出来ます。スタンプのようなイメージでしょうか。英語版では「Stickers」という名前がつけられています。

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このような平面の絵柄を、

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3Dのオブジェクトに重ねるだけで、ペタッと3Dオブジェクトに貼り付けることが出来ます。

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もちろんサイズも変更可能です。

絵柄には他に2Dの図形も利用できるようになっています。

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星型を貼り付けるとこんな感じで、線の太さや領域の中の塗りつぶし色などを色々と指定できるようになっています。

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より本格的に「テクスチャー」を貼り付けることも出来ます。

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球の表面に木の肌を貼り付けるとこんなイメージに。

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さらにユーザーが作成した画像も3Dのオブジェクト上に貼り付けることが出来ます。

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Add my own」の下の「+」のボタンから画像ファイルの選択のためのサブウィンドウが開くようになっています。

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文字の書き込み

文字の書き込みは通常のお絵かきソフトのようにキャンバスに2Dの文字を書き込むことも、3D文字を空間に配置することも出来るようになっています。

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3Dの文字は、他の3Dオブジェクトと同じように、回転などが自由自在に行えます。

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普通に見ているとどちらもキャンバスに描かれた文字に見えますが、実際には3Dの文字は空間の中に浮いています。

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Backdrop

この機能をなんと日本語訳して良いかちょっと分かりません。「Backdrop」という機能ボタンがあります。

ここで「Show Backdrop」のスイッチを切ると、2Dのお絵かき用キャンバスが消えます

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実はPaint 3Dでは通常のお絵かきを行う2Dのキャンバスも、3次元の空間の中に配置された平面、といった扱いになっているのです。

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エフェクト

Effects」ボタンでは「効果」というよりも光源の設定が行えるイメージです。3D系のソフトでは良くある、光源や環境光(アンビエントライト)などをプリセットされた中で切り替えることが出来ます。

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Remix 3Dから3Dオブジェクトを取ってくる

既存のWebサービスで、3Dのオブジェクトを配信しているRemix 3Dとマイクロソフトが協業するようになりました。MicrosoftアカウントでRemix 3Dにログインして、配信されている3Dのオブジェクトを利用可能になった模様です。

そのためのボタンが画面右上にあります。

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クリックするとRemix 3Dへのログイン画面が表示されます。

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サインインのボタンをクリックすると、Microsoftアカウントの選択画面が表示され、Remix 3Dへのログイン操作が行われるのですが、

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現在まだRemix 3Dは日本のMicrosoftアカウントでは利用不可能な状態のままです。

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残念ながらこの機能のお試しはまだ少し先になるようです。

その他の機能

タイムマシン

アンドゥ(取り消し)やリドゥ(やり直し)機能を拡張したイメージの機能ですが、スライダー操作でお絵かきの手順をかなり自由に戻したり進めたりすることが出来るのが「タイムマシン」です。

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一筆で書いたはずのフリーハンドの書き込み途中が記録されることもあります。

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通称「ハンバーガーメニュー」

今までのマイクロソフトのアプリであれば「ファイル」メニューに相当するような機能です。

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Print」コマンドでは通常のプリンタで画像を印刷することが出来ます。

注目したいのは「3D Print」のコマンドがあることでしょう。3Dプリントサービスが利用可能、ということのようですが、日本での対応状況は今後の対応待ちでしょうか。

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保存では、3Dのオブジェクトなどの情報をそのまま残すプロジェクトのセーブと、2次元の画像に変換して保存を行う2つの種類がサポートされそうです。

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まとめ

まだプレビュー版と言うことで、機能的にもインタフェース的にも正式リリースまでに変更の可能性もあると思います。ですが、既になかなかの高機能なアプリとなっている感じです。

それでも3Dを扱うアプリとしては非常にシンプルな作りであるのは間違いありません。とても気楽に3Dを扱える楽しいアプリに仕上がりそうです。

このアプリは誰でも気軽に3Dで「遊べる」ことを目的としたソフトで、従来の3Dに対する「難しそうな先入観」を少しでも減らしたい意図を持って、マイクロソフトが今までのペイントを生まれ変わらせたものなのかもしれません。

Windows 10プレビュー版の導入はよほどパソコンの好きな人でない限りちょっと敷居は高いのですが、このアプリは是非多くのユーザーに触ってみて欲しい気がします。

このアプリの楽しさは実際に触ってみるのが一番分かりやすいと思いますから。

なにはともあれ、来年のCreators Updateが待ち遠しくなるアプリの一つです。

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