windows7やwindows8ユーザーの方は2016年の7月末まで無償でwindows10にアップグレードが出来るのはご存じかと思います。アップグレード方法はいくつかあり、1つはwindowsupdateにてアップグレードするためのファイルをダウンロードしアップグレードするものがあります。
他のやり方としては、今回ご紹介する。ISOファイルを作成し、そのISOファイルを使用してアップグレードするものがあります。ISOファイルからのアップグレードする理由として、ネットワーク環境なかったり、ネットワーク環境が合っても回線が細くてダウンロードするのに時間がかかる・・・などなど様々です。
このISOファイルを作成しておけば、いつでもすぐにwindows10にアップグレード出来るので便利ですよね!またISOファイルを作ったけどDVDへの書き込みやUSBメモリへデータを移動させる必要になるのでそちらも合わせて紹介していきます。
Contents
windows10のISOファイル作成手順
1.まず始めにマイクロソフトの公式サイトからISOファイルを作成するために必要なツールをダウンロードしてきます。
下記サイトのリンクからダウンロードページに行けます。
ダウンロードページへ飛んだら「ツールを今すぐダウンロード」をクリックします。
そうすると、「MediaCreationTool.exe」がダウンロードされますので、
こちらのダウンロードが完了したら実行しましょう。
2.MediaCreationTool.exe実行すると、下記の画面が表示されるので
「同意する」をクリックします。
3.「実行する操作を選んでください」と表示されます。
「他のPC用にインストールメディアを作る」を選択してください。
今回はISOファイルの作成を行うので、今すぐアップグレードは選択しません。
4.ここではどのような環境のPCにインストールするかを選択する画面となります。
今現在あなたが操作しているパソコンと同じ環境であれば、「このPCにおすすめのオプションを使う」にチェックを入れて頂ければ構いません。ですが、他のPCにこのISOファイルを使う方は、このチェックを外して「言語」「エディション」「アーキティクチャ」をそれぞれ選択しましょう。
まず始めに「言語」ですがこれはOSで使用する言語になります。ほとんどの方は日本語のままで良いでしょう。
「エディション」についても初期設定の「windows10」のままで良いです。
次に「アーキティクチャ」ですが、これはアップグレードする端末で32bitのOSなのか64bitのOSなのか確認しましょう。
確認方法については、下記のページを参考にするとよいでしょう
アーキティクチャ確認方法
https://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=011799
3種類の項目の選択が済んだら、「次へ」をクリックします。
5.確認事項として下記の画面がでます。「OK」をクリックしましょう。
6.「使用するメディアを選んでください」という画面が表示されるので
「ISOファイル」を選択し、「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックすると、作成したISOファイルの保存先を指定します。
指定するとISOファイルの作成が始まります。
7.ISOファイルの作成が終わると下記の画面が表示されるので「完了」をクリックします。
これで作業終了です。
windows10のISOファイルをUSBメモリに書き込みする
上記で説明したISOファイル作成手順の6のところで
「USBフラッシュドライブ」を選択します。
※使用するUSBメモリは残っているデータがすべて消えてしまうので
事前にほかのメディアにデータを移動しておきましょう。
そして次にUSBフラッシュドライブの選択画面がでてくるので対象のUSBを
選択し「次へ」をクリック。
ここではお使いのパソコンに複数のUSBフラッシュドライブを使用している場合には
選択する必要がありますが、USBフラッシュドライブが1つしかない場合は
特に選択する必要はありません。
ダウンロードが始まるのでしばらく待ちます。
またダウンロード終了後に続けてUSBメモリへの書き込みが始まるので
PC環境によりますが20~30分ぐらいはかかるかと思います。
ISOファイルをUSBメモリに書き込みでエラーが発生する場合
USBメモリに上記の手順でUSBメモリへダウンロードが完了した後データをUSBメモリへ
コピーする作業へ自動的に移行しますが、ここでエラーが発生してしまった場合は
USBメモリで以下の作業を行ってください。
1.PC(デスクトップ)アイコンをクリック
PCアイコン(デスクトップアイコン)の表示の仕方については
下記の記事を参照してください。
PCアイコン/デスクトップアイコンの表示方法
https://windows-sousa.com/2015/09/25/post-723/
2.次に対象のUSBメモリを「右クリック」しメニューから
「フォーマット」を選択します。
3.フォーマット画面でファイルシステムを「FAT32(既定)」を選択し、
開始をクリックします。
この状態で再度ISOファイルをUSBに書き込む作業を行ってください。
windows10でISOファイルをマウントする方法
1.初めにマウントするためのファイルを用意します。
デスクトップに移動しておくとわかりやすいのです。
ちなみに外付けUSBメモリにISOファイルを入れてある場合はわざわざ
デスクトップにコピーしなくてもUSBメモリ自体からISOファイルを
マウントする事が可能です。
2.次にこのファイルを「右クリック」し表示されたメニューから
「プログラムから開く」→「エクスプローラー」をクリックします。
3.これでISOファイルのフォルダが開かれます。
これでマウント完了です!
あれ? って感じで拍子抜けしてしまうかもしれませんがこの状態でもう
マウントされてるんです。
以前のバージョンではここから「管理」タブを開いてそしてマウントするという
流れだったのですがwindows10のバージョンが上がってからこのような仕様に
変わりました。
マウントされたかどうかはPCアイコン(デスクトップアイコン)をクリックして
この一覧にISOファイルがドライブとして認識されていればマウントされている
という事になります。
PCアイコン(デスクトップアイコン)の表示の仕方については
下記の記事を参照してください。
PCアイコン/デスクトップアイコンの表示方法
https://windows-sousa.com/2015/09/25/post-723/
4.PCアイコンからデバイスとドライブの項目を確認すると
先ほどマウントしたものが表示されているのが分かります。
これがマウントされている状態ですね。
マウントしたISOファイルを解除(アンマウント)するには?
マウントしたファイルを解除(アンマウント)するにはいくつは2つ方法があります。
ISOファイルの解除(アンマウント)方法その①
1.マウントする際に行った時と同じように対象のISOファイルを「右クリック」し
メニューから
「プログラムから開く」→「エクスプローラー」をクリックします。
2.開いたエクスプローラーの画面の上段メニューにある「管理」をクリックします。
3.管理メニューの「取り出す」をクリック。これでマウントの解除完了です。
ISOファイルの解除(アンマウント)方法その②
1.初めにPC(デスクトップ)アイコンをクリックして開きます。
2.次に解除したい対象のマウントされたファイルを「右クリック」し
メニューから「取り出し」をクリックします。
これで解除(アンマウント)完了です。
コマンドを使ってISOファイルをマウントする方法
※この操作はコマンド操作に慣れていない方はおすすめしません。
コマンドを使って行いますがより簡単にマウントできるようにするために準備をします。
1.マウントしたい対象のファイルをCドライブの直下に移動させます。
※本来はどこにファイルを置いてもマウント可能ですがコマンドをなるべく割愛するためにこの操作を行っています。
2.この状態で「スタートボタン」→プログラムの中にある「WindowsPowerShell」フォルダをクリックし、展開した中にある「WindowsPowerShell」をクリックします。
3.WindowsPowerShellが起動するのでここで
下記のコマンドを入力していきますが注意点がいくつかあります。
このコマンドはすべて「半角英数字」です。
mount-diskimage “c:\windows.iso”
「mount-diskimage」 と 「”」の間には半角スペースが入ります。
「\」のあとから「”」までの間にはマウントするファイル名が入ります。
つまりマウントするファイルによって違います。例えば私が今回この記事で
仕様したマウントするファイルの名前が「windows.iso」なのでこのように入力していますが
マウントしたい方それぞれ違うファイル名になるので注意してください。
全て入力し終わったら最後にエンターキーを押してマウント完了です。
入力したコマンドに誤りがあった場合は赤字で表示されます。
この場合はもう一度コマンド、ファイル名をよく確認しましょう。
また、再度すべてのコマンドを入力しなくても一度入力したコマンドは
キーボードの「↑」キーを押すことで履歴が残っているので利用しましょう。
コマンドを使ってISOファイルのマウントを解除する方法
マウントを解除する場合は、マウントで使用したコマンドに少し付け加えるだけで行けます。
先ほどマウントで入力したコマンド
mount-diskimage “c:\windows.iso”
に対して
頭にdisを付け加えるだけです。
dismount-diskimage “c:\windows.iso”